多様な性ってなんだろう?

福生市の協働推進課が企画する「男女共同参画セミナー」は、毎年さまざまなテーマで開催されています。昨年は防災をテーマに、災害時の避難所運営での男女共同参画について考える機会を持つことができました。

今年は「多様な性ってなんだろう?~互いの違いを受け入れあえる社会を目指して~」と題して開催され、性の多様性について考える機会となりました。(2/2 さくら会館にて)

講師は認定NPO法人ReBit(リビット)の教育事業部マネージャーの小川奈津己さんとメンバーのミクさん。LGBT(同性愛者や性同一性障害など)を含めたすべての子どもがありのままの自分でおとなになれる社会を目指して活動しています。
学校や行政、さまざまな団体への主張授業や就活支援のための「キャリア情報センター」の運営、ありのままの自分を誇り祝福されるLGBT成人式の開催などを行っています。

この講座では、性の多様性についてのわかりやすい説明から始まり、困りごとや課題について、自分にできる支援等について学ぶことができました。
参加者の中には小学生の保護者もいて、「学校やPTAなどで講座を開催できたらいいと思う。今日は、とても関心があって参加した。」とお話されていました。
また、職場で辛い思いをされてるのではないかと思われる当事者に、どう接したらいいかわからないなどの質問もあり、学校ではもちろんのこと、すべての人が理解を深めることで互いの違いを受け入れあえる社会になるのではないかと思いました。

福生市では、3年前にも公民館白梅分館での連続講座があり参加しました。LGBT議員連盟での学習会、今回の男女共同参画セミナーでも学びがありました。議会では、一般質問でも取り上げましたが、充分な理解と支援にはまだつながっていないと感じています。市民への理解が広がるように活動していきたいとの思いと、自分自身の学びにも努力を重ねていかなければならないと思いました。