本当ですか？その話・・・Ｓｔｏｐ！特殊詐欺！

特殊詐欺被害に遭わないための注意を呼び掛ける市の防災無線や情報メール（防犯・防災情報）が多く発信されています。

市は、警察や防犯協会等と協力し注意喚起を促していますが、今年、福生警察署管内では昨年の認知件数を上回っており、特殊詐欺被害も7件で被害額は1300万円にもなっているとのことことです。
一人ひとりが被害に遭わないよう、さらに注意していくことが大切です。

先日、開催されました「福生市防犯講習会」に参加してきました。
（11月7日・福生市民会館小ホールにて）

講習会では、東京都都民安全推進部による「聞いて体験！特殊詐欺！！」と題して特殊詐欺被害防止体験会が行われました。

先ずは、「見た目クイズ」
描かれた2人の男性、いかにも怖そうな男性と爽やかな好青年。
どちらが特殊詐欺の犯人でしょうか？
会場の参加者は挙手で答えますが、見た目だけではどちらが犯人かはわかりません。
見た目の思い込みに騙されないことがポイントです。受け子といわれる直接被害者と会う犯人は、たいてい一般の人だということです。

次に、「声当てクイズ」
会場に流れた男性の声を聴き、その後、自分のスマートフォンで3人の男性の声を聴きます。会場に流れた声を当てるものです。
（その場で、体験用のフリーダイヤルに電話を掛けます。）
私は、正解することができませんでしたが、会場の正解者も少なかったようです。
実際の声と電話で聞く声は、違って聞こえるいことがよくわかりました。

そして、実際の声を聴いてみる
これまでの被害で、録音されていた犯人と被害者の電話でのやり取りを聴きました。
女性の警察官、市役所の職員、家族（孫）を装って電話をしてきています。

最後にSMSの詐欺被害体験
自分のスマートフォンのSMSに訓練用のメッセージが送られてきます。添付されているURLをタップすると、偽の東京都のホームページにアクセスされ、個人情報を入力するよう案内が表示されます。
この時、入力してしまうと個人情報を犯人に取られてしまうことになります。

被害に遭わないためのポイント

●「自分は大丈夫」と決して思わないこと。

●知らない電話番号からの電話には出ない。

●自宅の固定電話は留守番電話にする。
ナンバーディスプレイを利用する。
（NTT東日本では、2023年5月1日から70歳以上の契約者は、月額利用料・初期工事費が無料とのことです。）

●あやしい電話は即答せず、家族や知人、友人などに相談する。

●迷わず110番！！！
特殊詐欺の電話は、一つの地域に集中してかかってきます。通報することで警察と市が連携して注意を促すことができ、次の被害を防ぐことにつながります。

この体験会に参加したことで、もしかしたら自分も騙されるかもしれないと思うようになりました。
そして、おおぜいの方に体験していただきたいと思いました。

 

以下、東京都ホームページより

令和4年12月末　特殊詐欺認知件数
3,218件（前年同期比-101件）

●特殊詐欺被害手口別内訳（前年同期比）

特殊詐欺	3,218件（-101件）
・　オレオレ詐欺	883件（+68件）
・　預貯金詐欺	618件（-159件）
・　架空料金請求詐欺	126件（-38件）
・　還付金詐欺	844件（-47件）
・　融資保証金詐欺	5件（-11件）
・　金融商品詐欺	3件（+3件）
・　ギャンブル詐欺	8件（+4件）
・　交際あっせん詐欺	1件（+1件）
・　その他の特殊詐欺	0件（±0件）
・　キャッシュカード詐欺盗	730件（+78件）

 

令和4年12月末　特殊詐欺被害総額
約67億7,844万円（前年同期比+約1億5,691万円）

特殊詐欺被害総額	約67億7,844万円（前年同期比+約1億5,691万円）
・　オレオレ詐欺	約26億6,938万円（+約7,874万円）
・　預貯金詐欺	約6億4,975万円（-約4億192万円）
・　架空料金請求詐欺	約10億2,339万円（+約5億1,106万円）
・　還付金詐欺	約11億6,115万円（-約7,754万円）
・　融資保証金詐欺	約383万円（-約2,474万円)
・　 金融商品詐欺	約6,255万円（+6,255万円）
・　ギャンブル詐欺	約1億1,069万円（+約9,946万円）
・　交際あっせん詐欺	約45万円（±45万円）
・　その他の特殊詐欺	約0万円（±0万円）
・　キャッシュカード詐欺盗	約10億9,721万円（-約9,115万円）