「市民に開かれた議会」にするために

議会運営委員会で、兵庫県西脇市を視察させていただきました。
(1月25日)
私は委員ではありませんが、会派代表者で委員外議員として委員会に参加しています。
議会改革は、全議員で取り組むべきとの考えから、視察にも参加しました。

 

視察テーマは「議会改革の取組について」「議会DXの取組について」。

西脇市は人口38,000人、兵庫県のほぼ中央で「日本列島の中心・日本のへそ」に位置しています。
平成20年に議員定数削減を求める陳情書が市民から提出されました。この陳情書は否決されましたが、その後、市民の署名運動がおこり直接請求され、議員定数が20人から16人に削減されました。

平成24年には議会基本条例を制定し、議会改革に取り組んでいます。

「議会は議論のヒロバ!」と位置づけ、議員間討議や議員提案はもちろんのこと、市民参画制度として「議会と語ろう会」「課題懇談会」「高校生版議会報告会」を行っています。また、市民からの請願・陳情や一般質問を委員会で調査、議論・合意形成し、行政へ政策提案や条例提案につなげています。

情報の共有として、行政視察・研修等の報告書や議長交際費、政務活動費の収支報告書・領収書等を、市議会ホームページで積極的に公開。本会議場及び委員会室へのパソコン・タブレット等の持ち込みを可能にし、ペーパーレス化の推進と議会独自のインターネット通信回線を整備しています。

この視察を通して…
西脇市では、目指す議会改革の形が明確になっていて、議員全員でそれを共有していました。これは、議会基本条例を制定したことによるメリットだと思います。
また、市民にとって良い政策づくりのための市民参画制度と議会の見える化は、市民から信頼を得ることができるのではないかと思いました。

私が特に注目したのは、3つの市民参画制度です。
年間40回以上開催される「議会と語ろう会」は、議会報告だけでなく市民意見聴取の場にもなっています。これは、福生市議会でも令和元年度から2年間取り組んだ議会改革に関する協議会で、提案しましたが叶わなかった「タウンミーティング」のイメージにとても近いのです。
また、「高校生版議会報告会」も、提案した「学校とともに行うシチズンシップ教育」のイメージに近い感じがしました。
さらに、請願者・陳情者の意見を聴く機会をつくり、市内からの請願・陳情については100%意見陳述されているとのこと。意見陳述は10分間で、その後質疑応答もあり、議事録にも残る形がとられています。意見陳述の機会も提案しましたが叶わなかったこともあり、西脇市の取り組みをみると、やる気一つで実現できるのではないかと思いました。

議員は、市民の負託に応える義務を持つことから、議会活動が負託に応えた内容であることを市民に説明する責任と、市民の声を聴き実現していく責務があります。議員個人の活動と議会全体として活動していくことの両方が求められると考えます。
西脇市では、議会基本条例を制定し、党派を超えた活動が実現されています。
議会として何をどうするのか、議論を深めていく必要があること、また、議論を深めて合意をつくっていくことの大切さを再確認した視察となりました。

西脇市役所入口

議員控室は個室で、打ち合わせスペースが共有されています。

「日本のへそ」を表すマンホール。

西脇市の特産品である「播州織」 工房館を見学しました。

視察当日、関西方面は大雪でした。

工房管内、織機の見学。