みんなの共用空間「福生ホールパーク」

福生駅西口地区市街地再開発事業で整備される公共公益施設の施設建築物基本設計等が福生駅西口地区市街地再開発準備組合から示され、所管である総務文教委員会協議会(6/16)と全員協議会(6/24)で市の担当職員から説明がありました。

福生駅西口地区公共公益施設の模型と         イメージ図

白い建物が公共公益施設。写真上側が福生駅東口。

設計コンセプトは、
「賑わいと潤いに満ち、市民に愛される福生市の玄関『福生ホールパーク』をつくります」

「ホール」は、「集」「知」「育」「商」等の活動拠点を意味し、機能性の高い場所を表します。
「パーク」は、それぞれの「ホール」をつなぎ各機能が融合することを意味し、公共性の高いオープンスペースを表します。
街区の真ん中に「パーク」となる広場が配置され、それを取り巻くように「ホール」となる公共公益施設や商業施設等が配置されます。されに、その「ホール」と「ホール」の間にも「パーク」が生まれ、活動がつながることで全体がみんなの共用空間となっていくようなイメージになっています。

公共施設部分は、体育館機能やイベントに使用できるマルチスペース大、音響設備を備えたマルチスペース中、スタジオや会議室などに使用できるマルチスペース小、子育て広場などの子育て支援施設、ブックカフェや図書館機能、保健センターなど。

5階建てで、フロアごとにテーマがあり
1階「出会う・集う」
2階「育む」
3階「感じる・演じる」
4階「学ぶ・つくる」
5階「健やか」
屋上「くつろぐ」
となっています。また、図書の配架もテーマに合わせたものになっています。

1階のセンターサークルからの吹抜は明るく広々とした印象です。ソファーや木材を利用したベンチ、カウンターテーブルに椅子の配置など、館内に椅子が全部で約500脚配置される予定で、吹抜の周りを中心に人々が集まれる居場所をつくっています。

市民に愛される居場所となることを期待しています。

運営は、指定管理者が行います。民間事業者の良さが活かされる施設となってほしいと思います。
(保健センターはこれまで通り、市が運営していきます。)

あくまでも現時点での案とのことで、今後は検討・修正を加えながら計画が進むものと思われます。
福生市の玄関口、福生市の顔でもある駅前の再開発事業で、公共施設部分を市が買い取ることから、積極的に市民へ情報提供してほしいと思います。
現在ある建物の解体工事は令和5年12月から、完成は令和9年1月の予定です。