「あなたらしい」を築く、「あたらしい」社会へ

毎年6月23日から29日までの1週間は「男女共同参画週間」です。
男女共同参画社会基本法の公布・施行日が平成11年6月23日であることから、29日までの1週間を「男女共同参画週間」として、国や自治体等は理念について理解を深めることを目指し様々な活動をしています。

福生市では、市役所1階ロビーに資料展示を行っています。
また、令和4年2月26日に行われた男女共同参画講演会の動画をご覧いただくことが出来ます。
「福生の未来をひらく ダイバーシティ&インクルージョン ~東京2020オリンピック・パラリンピックから学ぶ多様性が調和する社会へ~」と題し、人種や性別、性的指向、言語や宗教、障がいの有無などあらゆる面で認め合うことで見えてくる地域社会を、男女共同参画の視点から考える内容の講演です。
講師は、ソーシャルエデュケーターの萩元直樹さん。
講演は、福生市公式YouTubeチャンネル「福生市メディアラボ」で配信されています。

「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」、「家事育児は女性がするべきだ」といったような、性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)が高い割合であることが内閣府が行った調査からも明らかになっていますが、この無意識の思い込みは、なかなか解消されません。

男女共同参画局は、令和4年の男女共同参画週間にあたってのキャッチフレーズをユース世代から募集しました。

15歳から20歳は、進学や就職等節目となるライフステージを控え、その人の人生設計において非常に重要な年代ですが、その人が置かれた環境により、人生の選択を判断する十分な情報が行き届いているかには差があったり、周囲から「男だから」「女だから」といった性別役割意識の「思い込み」「決めつけ」「押しつけ」により選択を狭められることもあります。

募集案内には「未来を生きていくユース世代である15歳から20歳を対象に、こういった無意識の思い込みの解消を図り、自らの可能性を広く信じ、前向きに、それぞれの個性と多様性を尊重し、生きがいを感じられる社会を実現していくためのキャッチフレーズを募集します。」と書かれています。
応募総数は、2,522点。以下の3作品がそれぞれ選ばれました。

最優秀作品
「あなたらしい」を築く、「あたらしい」社会へ

優秀作品
じぶんを生きよう 自分の人生、自分らしく。

優秀作品
あなたの色と、私の色。混ざり合ったら新しい色。

どれも心に響くキャッチフレーズです!
自分の未来を考えるとき、
今、選択を迫られたとき、
男女やその他のカテゴリーに分けられるのではなく、「じぶん」という軸で考えることの大切さが伝わってきます。

男女共同参画社会基本法が施行されてから23年経ちますが、男女共同参画社会はなかなか実現していません。
職場で、学校で、地域で、家庭で、私たち一人ひとりが考え行動することで男女共同参画社会が近づき、誰もが暮らしやすい社会が実現するのだと思います。