令和2年度第1回定例会 3月議会報告

本定例会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、日程を変更して開催されました。
一般質問を会期の後半に変更し、状況をみて実施するか判断することにしましたが、状況が好転することはなかったため、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応に市が専念し、迅速に対応できるようにするため、福生市議会として一般質問を中止しました。また、各委員会でも室内の換気と、審議時間の短縮や答弁者を限定し委員会室に入る人数を制限するなど、室内の環境を良くする工夫をしました。一般質問の中止や審議時間の短縮等は、主権者である住民に代わって執行機関をチェックするという議会の役割の重要性を考えれば難しい判断でしたが、やむを得ない状況であったと考えています。

 

●予定していた一般質問

1、「多様性と調和」の実現を目指すことについて
(1)オリンピック・パラリンピックと人権について
(2)多様な性の理解の推進について
新たな競技場の建設や経済効果等が注目されがちですが、オリンピック・パラリンピック競技大会を通して、人権やオリンピックムーブメントについて市民とともに考える機会を持つことが大切だと考え質問することとしました。また、ソチ冬季オリンピックをきっかけに、オリンピック憲章で禁止する「いかなる差別の種類」に「性的指向」が加えられ、東京都は「東京都性自認及び性的指向に関する基本計画」を策定しました。それを受け、市ではどのように取り組むのか質問することとしました。

2、あらゆる男女の人権が尊重される社会づくりについて
(1)福生市男女共同参画行動計画について
(2)政策・方針決定の場における男女共同参画の推進について
福生市男女共同参画行動計画(第5期)が最終年度となり、第6期策定への取組が始まることから質問することとしました。また、昨年12月に発表された世界経済フォーラムによる2019年の「ジェンダーギャップ指数」では、日本が前年の110位から153か国中121位と順位を大きく下げたこと、SDGsの目標5ジェンダー平等の日本の順位が156か国中99位でSDGsの目標達成度ランキングを引き下げていることから、女性の意見反映の機会をつくることや意識の向上・啓発について質問することとした。

3、食育の推進と学校給食について
4月から、防災食育センターの調理業務が民間事業者に委託されることから、これまで進めてきた調理員と協力した食育が進められるのか質問することとしました。

今後、機会をみて質問したいと思います。

 

●令和2年度福生市一般会計予算審査特別委員会(3/11~12)

審査では主に、福生市政施行50周年記念に係る事業や新たな事業について質問し、賛否の判断材料としました。

●市政施行50周年記念事業に係る上乗せ予算額の総額と予算全体の考え方について
●多文化共生の推進について(羽村市と共同で進めます)
●高齢者安心システムについて
●がん患者ウィッグ等購入助成金について
●自殺対策のメンタルヘルスチェックについて
●テレビ電話多言語通訳サービスについて
●宿泊学習事業廃止に伴う対応について
●不登校対策事業について
など

本会議において討論を行いました
(以下、討論)

予算審査に当たっては、新型コロナウイルス感染予防の観点から、4日間をかけて行っていた審査を2日間で行うという異例の対応でありました。そのような中では、市としても説明責任を果たしきれたかという思いはあったのではないかと推測いたします。私も限られた時間の中で、主に生活者ネットワークが掲げる政策と照らし、質疑を通して審査させていただきました。

令和2年度一般会計予算は247億8千万円、前年度比1.2%の減、3億円の減ですが、その中で令和元年度に引き続きオリンピック・パラリンピック関連予算や福生市 市制施行50周年記念に関連する事業を盛り込んだことは、厳しい予算編成であったことがうかがえます。また、枠配分方式による予算編成で事業の見直しを行ったこと、これにはメリット・デメリット両面があり廃止された事業もありましたが工夫によってそれを補うなど努力されたこと、地方公会計制度の活用とPDCAサイクルの強化の取組として試行中の 新たな評価制度により 見直しや改善された事業があったことなど、第5期総合計画の初年度となるうえで大事な予算編成であったと感じたところでございます。

福生市 市制施行50周年記念事業では、この先50年を見据えた取り組みと、市民とともにお祝いする事業や 式典においては子どもたちが参加する場面をつくるなど、ただ祝うだけでなくシビックプライド、福生プライドを醸成するよう取り組まれることに期待いたします。

行政評価(試行)におけるアクションミーティングの結果を反映した窓口対応の改善として、障害福祉課や子ども育成課での専用タブレットによるテレビ電話の導入は、多様な市民一人ひとりが福生でより充実した生活を送るために必要な取り組みとして重要な予算であると評価いたします。また、高齢者安心システム事業の緊急代理通報システムの導入、がん患者ウィッグ等購入助成事業、自殺対策事業など、市民の心に寄り添った取り組みとして重要な予算であると評価いたします。

他にも、令和元年台風第19号での対応を踏まえた防災対策事業を予算化するなど、経験を踏まえた素早い対応が確認できました。

教育行政においては、不登校対策事業として不登校特例校分教室に係る予算全体と、特に不登校対策用タブレットについては 都の事業が終了したことにより市独自で予算化したことを高く評価いたします。生活者ネットワークではこれまで、学校復帰を目的としない不登校児童・生徒への支援を要望してまいりました。子どもの教育を受ける権利の確保にご努力いただくことを高く評価し期待するところでございます。

審査中、「市内循環バス導入検討調査委託料」を予備費から繰り入れる予算組み替え動議が委員より提出されました。生活者ネットワークでは「コミュニティバスの導入」を市へ要望しておりますが、この動議では予算を組み替えてまで 令和2年度に その調査を実施しなければならない明確な理由が示されなかったため、これに反対致しました。

おとなも子どもも、多様な市民一人ひとりに寄り添った、多くの事業への予算が確認できましたので、令和2年度福生市一般会計予算に賛成であることを申し上げ賛成討論と致します。

 

●市民厚生委員会(3/16)
条例改正、令和元年度福生市一般会計補正予算、令和2年度国民健康保険特別会計予算、令和2年度介護保険特別会計予算、令和2年度後期高齢者医療特別会計予算など8件の議案審査がありました。また、陳情1件については継続審査となりました。
「小児がん等「特別な理由」で予防接種の再接種が必要な子どもに対する接種費用助成を定期接種として位置付けることを国へも射止める意見書提出に関する陳情書」は、採択との意見と継続して審査するとの意見があり、継続審査との意見が多数であったため継続審査となりました。陳情内容の予防接種の費用助成は必要であると考え、本会議において採択すべきとの立場をとりましたが、継続して審査することなりました。

 

●横田基地対策特別委員会(3/17)
昨年12月に行われた東京都と5市1町による総合要請についてと横田基地に関する情報提供がありました。
総合要請は毎年行われています。その中に感染症に関する項目もあり、新型コロナウイルス感染症についてもこれまでの感染症に関する考え方と同じと考えてよいかと質問したところ、最新では2月11日に情報提供があったとの回答でした(その後の新型コロナウイルス感染症に関する横田基地の情報については福生・生活者ネットワークホームページをご覧ください)