横田基地対策特別委員会で要請行動を行ないました

防衛省

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福生市議会横田基地対策特別委員会では毎年、防衛省と北関東防衛局へ要望を行うための要請行動を実施しています。今年は7月17日に、全委員と市長も同行しての要請行動で、私は初めての参加でした。

要望事項は8項目で、主な内容は・・・
1、横田基地に関する在日米軍の再編等に係る対応について
在日米軍再編後、平成23年に「中期防衛力整備計画に対する抗議・申し入れ書」を提出していて、その回答を遵守すること、また、軍民共用やCV-22オスプレイの運用や安全性と今後の配備計画についての十分な情報提供等を国や米軍に働きかけること。

2、令和2年度防衛補助事業の要望

3、横田基地周辺対策及び基地交付金、調整交付金等の充実について
防音に関すること等の周辺整備対策経費の増額と事業の拡大等を要望。

4、横田基地の運用に伴う安全確保の徹底
これまでにも横田基地所属の輸送機の部品紛失事故や燃料漏れ事故、横田基地関係車両からの未消尽弾1個と空薬きょうの落下事故、パラシュート降下訓練時に切り離されたのパラシュートの1部が基地外へ落下する事故などの報告を受けている。安全確保の徹底と周辺住民に不安を与えることのないよう細心の注意を払うこと。

5.米空母艦載機による着陸訓練の全面中止について

6、騒音防止対策の推進について
「横田飛行場の騒音規制措置に関する日米合同委員会合意」を再検討し飛行訓練の制限時間の拡大を図るよう同委員会への要請すること。

7、在日米軍の事件事故に関する的確な情報提供について
日米合同委員会合意に基づく事件事故情報以外でも、基地に起因する事件事故が発生した場合は速やかに事故等の情報提供をすること。

8、基地の外における軍人等の方遵守、マナーの向上について

 

北関東防衛局では、事前に送付してあった要望書についての回答をいただき、短い時間でしたがそれについての質疑がおこなわれました。私は、最近多くなっている低空飛行訓練について取り上げ、実施区域や飛行高度についての協議が必要ではないかと思うがどのように考えているかを質問しました。「低空飛行や騒音についての苦情が多くなっていることは把握しています。お詫び申し上げます。」としたうえで、「安全保障上、必要な訓練であることを理解していただきたい。本省にはご意見お伝えします。」とのことでした。短いやり取りでしたが、子どもたちの中には「低空飛行」を怖いと思っている子がいることや、夜間の大きな音は怖いという子どもの声を伝えることができました。
防衛省では、要望書の中のいくつかについての回答をいただきましたが、質疑はありませんでした。

横田基地は、米軍再編や自衛隊との共用、CV-22オスプレイの正式配備など長い時間をかけてだんだんと増強しています。要請行動を市議会として継続していくことが大事だと思いました。