LGBT講座~あなたが変われば地域が変わる~ LGBTの子どもと若者

公民館主催連続講座の第3回目に参加しました。(11月8日・白梅会館にて)
今回のテーマは「LGBTの子どもと若者」。
講師は、性の多様性を考える団体「虹色とんち―」のみなさんです。

LGBTの子どもや若者の現状を聴いたあと、地域・学校・家庭で何をしたらいいのか、グループに分かれて参加者みんなで話し合いました。

私のグループでは、「学校」をテーマにしました。
学校や友達関係の中では、暴力を振るわれたり、いじめにつながっている場合もあります。先生の理解がないことも、子どもにはとてもつらいことです。
相談相手がいない、まわりから認めてもらえないなど、自己肯定感が育まれないままおとなになっていきます。

3人に1人は不登校を経験している。
62%は自殺願望があり、10%は自殺未遂行為をしている。

とてもショッキングな数字です。

2000年、夢の島公園で同性愛の男性が暴力を振るわれる事件が続き、その内1人が死亡しました。逮捕された少年は「ホモは弱みがあるから被害届を出さないと思った」と供述しています。
同性愛者を差別する「ヘイトクライム」です。

これもショッキングな出来事です。

話し合いの中では・・・
更衣室やトイレを工夫する、修学旅行等の宿泊を伴う行事への配慮、教職員への研修、子どもたちも一緒に考える機会を持つ、家庭への情報発信などの意見が出ました。

今年4月「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」文科省から配慮の具体例等を、全国の国公立小中高校に通知しました。しかし、通知が行き届いていなかったり対応されていない現状もあります。

LGBTの人たちは、左利きと同じくらいの割合でいるとされています。それは、子どもも同じです
社会全体もそうですが、学校現場での早い対応が必要です。
これは人権の問題ですから!