LGBT講座~あなたが変われば地域が変わる~ 世界のLGBT運動編
第一回に続く公民館連続講座(白梅分館)の第二回目に参加してきました。(10月11日)
今回は、世界での運動を知り、日本のこれからのあり方について考えました。
国際化が進む中、国際同性結婚や海外駐在員(同性カップルの対応)の課題、国連人権委員会での取り組みをを見ると、日本でも世界的な視点で取り組まなければなりません。
フランス、アメリカ、台湾を例にあげ、それぞれの取り組みと問題点について説明がありました。
同性婚が認められる一方でさらに差別がひろがっていったり、認めない保護者が子どもと絶縁し未成年でも保護責任を果たされずホームレスになったり、社会問題になっています。
また、宗教的思想が強い場合は、男女以外は認められないということもあります。
フランスでは、教育現場への働きかけとして、性的少数者についての出前授業が行われています。
2011年以降高校2年生の生物の教科書でジェンダー論について掲載し、その中で「性的アイデンティティは、生物学的側面と社会・文化環境が相互に影響し合う中、生涯を通じてつくられていくものである。」と紹介しています。
学校現場への働きかけは、有効な手段となっているようです。
日本では、渋谷区の「同性パートナーシップ証明書」や世田谷区の「パートナーシップ宣誓書」があります。内容については十分であるとは言い切れませんが、多様な性のあり方を自治体が認めているという点では、とても進んでいる事例です。
大阪府淀川区では、2014年から「LGBT支援事業」に取り組み、意見交換会、啓発活動、電話相談、コミュニティスペース、区民意識調査、職員向けハンドブックの作成をおこなっています。
このような取り組みが、全国に広がってくことを期待しますし、取り組んでいかなくてはならないと思いました。
これは、人権の問題ですから!