もっと子どもたちに『ワクワク』を!
福生第四小学校コミュニティ・スクール研修会に参加しました。
(8月28日)
コミュニティー・スクールは、地域住民や保護者が、学校運営に意見や知恵を出し合い、子どもたちの豊かな成長を支える仕組みで、学校運営協議会が設置されています。
福生第四小学校は、コミュニティ・スクール制度導入から2年目になります。
どんな研修が行われるのか・・・興味津々、見学させていただこうとうかがいましたが、お誘いをいただき、ワークショップにも参加させていただきました。
研修会の目的は、コミュニティ・スクールについて理解を深める、今後取り組みたいことについて「熟議する」の二つ。
先ずは、「もっと子どもたちに『ワクワク』を!」をテーマにワークショップ。
「ワクワクすること」子どもたちに体験させたいワクワクを考え、グループで話し合いました。
普段できないことをする、火を使う、秘密基地をつくる、料理をする、遠くまで歩く、自分で計画したことをやってみるなどなど、たくさんのワクワク体験が話し合われました。大変なことがあっても、人の役に立つことでやりがいになったり、認められたりすることが満足感にもつながってくるのかな・・・そんな意見もありました。
結果を出すことを考えず、先ずは議論してみよう・・・ということでしたので、話し合いはとても盛り上がりました。結局、話してるおとなたちが「ワクワク」していました。
このワクワク体験も、学校だけでは実現することはとても難しいが、地域の力を使うことで実現していく・・・コミュニティ・スクールは、そんな力を持っているのだとあらためて感じました。
講評とまとめを、杉並区天沼小学校で学校運営協議会委員をされている井上尚子さんにしていただきました。井上さんはNPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク事務局長で、文科省のコミュニティ・スクール推進委員でもあります。
地域が学校運営に関わるというと難しい気がしますが、学校に合った方法を学校と話し合って決めていくことが大切なようです。
同じグループだった先生にお話しを伺ったところ、「スタートする前は、はっきり言ってとっても不安だった。今は、例えば地域に出て活動する授業など手伝っていただいて本当に助かっている。これから、まだまだいろんなことができるのだと思う。」
とおっしゃっていました。
今年度は、福生第六小学校がコミュニティ・スクールの指定を受けました。今後、市内小中学校全校が順次指定されていきます。
まだまだ市民全体に周知されていないようですが、地域の力を生かすには、先ず知らせることから始めなくてはなりません。教育に関わることですが、学校や教育委員会だけでなく、地域の教育力を活かす取り組みを考えていきたいですね。