電気を「使って♪」社会を変えましょう

電力自由化をむかえて・・・電気の相談会に参加しました。

(8月1日・玄米ご飯とお酒 ごしま )

相談に乗ってくださるのは、グリーンピープルズパワー株式会社の竹村英明さん。先ずは、電力自由化で何がどう変わったのか・・・のお話。

誰でも電気を売ることができるようになりました。これまでは、発電して送電して売る、消費者まで届くのに一社独占でしたが、誰でも発電して売ることができ、消費者も電気の小売会社を選ぶことができます。ただし、送配電だけは

これまでと同じ送配電網を使うことになります。送配電網が需要と供給を調整していますから、銀行のATMと同じ仕組みといえます。例えば、再生可能エネルギーを使いたくても発電量が少ないために、他の手段で発電された電気を使わなくてはなりません。その調整を送配電網で行っているのです。

グリーンピープルズパワー株式会社では、みやま市が出資して立ち上げた電力小売り会社「みやまスマートエネルギー」が需給調整。東北地方で行っているバイオマス発電と市民電力太陽光発電(ソーラーシェアリング発電所)電気で40%を賄っています。みやま市へは昨年うかがい、スマートエネルギーの仕組みなどを視察させていただきました。
ソーラーシェアリング発電所は、畑の上にソーラーパネルを設置する市民発電所ですが、畑で作業できるだけの高さと、畑に十分日光が当たるだけのパネルの面積で行います。作物を育てながら発電もできるのです。

さて、再生可能エネルギーが、なかなか普及しない日本ですが、様々な問題点が指摘されています。政府のエネルギー政策が、2030年までに原発22%、石炭26%を確保することになっていること。風力発電を全電力の1.7%にするということ。個別小売会社にも需給調整が義務付けられたこと。託送料金の消費者負担や発送電分離とは逆行する政策など東電救済のための政策がとられていること。

福島第一原発事故の原因も解明されないまま原発再稼働に踏み切った政府。

電力自由化で電力小売会社を選ぶことができるようになりました。値段だけでなく、どんな電気なのかも知って使いたいです。そして、私たちがどんな電気を使いたいのか、しっかり政府に伝えていかなくてはならないですね。

 

電気の相談は、参加者がそれぞれ持参した「電気使用量のお知らせ」見ながら行いました。

 

我が家は、今年5月から「生活クラブエナジー」の電気を使っています。少しでも多く、再生可能エネルギーを使っていきたいです。