みんなで福生の「しあさって」を考えよう!

令和6年度福生市公民館子ども企画講座
『みんなで福生の「しあさって」を考えよう!シンポジウム』が開催されました。
(3月30日・公民館 松林分館にて)

今年1月に、福生市公民館子ども企画講座の企画委員(小学5年生~中学3年生)の募集があり、それに応えた企画委員18名によるシンポジウムです。

住む地域も学校もそれぞれの子どもたちがグループとなって、福生の「しあさって」について考えるため、聴く、見る、話す、学ぶ、に留まらず、「実際に何かやってみよう」という目標を立て、当日に至るまでの短期間に、4回のミーティングを重ねました。

第1部は、3つのグループによる『みんなで考えた福生の「しあさって」』についてのパネルトークが行われました。

「福生市から世界遺産を!」
「人口増につなげよう、福生の良いところ」
「街がきれいになるゴミの分別」

福生市に今ある魅力の深掘りや良さを知ってもらうための工夫、生活がよりよくなるための提案など、考えたり、調べたり、子どもたちが話し合いながら準備した様子がうかがえました。
また、わかりやすく伝えるための資料づくりや発表原稿づくり、助け合いながらのパネルトークから、グループで力を合わせて取り組んだ様子も伝わってきました。

第2部は、大人たちが考える、福生の「しあさって」を、子どもたちと語り合うラウンドテーブルが行われました。

それぞれのグループに大人が数人ずつ入り、子どもたちと語り合う楽しい場となりました。
子どもからは、
福生ではなく自分の「しあさって」は何だと思いますか?
という質問や
長く福生に住んでいる人の意見を聴くのは楽しい!
学校の友達とは話さないことをたくさん話すことができて楽しい!
という意見もあり、世代を超えて自分たちの暮らすまちについて考え語り合う、大人にとっても楽しい時間となりました。

「しあさって」という言葉について、

「しあさって」は、明日と明後日に努力できる、がんばる時間があること。
その時間がある「しあさって」は、よりよい未来ということだと思う。

という中学生の言葉がとても印象的でした。
そして、子どもたちみんなが、とてもキラキラとした瞳といい笑顔だったことが印象に残りました。

子どもそれぞれの力と個性が発揮され、素晴らしいシンポジウムでした。

最後に、公民館長から企画委員の子どもたちに「子ども社会教育士」の認定証が手渡されました。
子どもたちが公民館に親しみ、課題解決のために議論することや地域づくりに主体的にかかわるきっかけとなる取組だと感じました。
また、学校以外の学びの場、居場所にもなると感じました。
きっと、公民館職員のかかわりや声掛けも、子どもたちに良い影響を与えたことでしょう。
今後の取組にも期待します。