おいしく 楽しく 食べきろう!!
食品ロスを減らすための取り組みとして、市役所1階に「食品ロスを減らそう!」と題した展示が行われています。
食品ロスという言葉は、ここ数年で認知度が上がってきているように感じますが、実際には年間600万トンの食品ロスが発生しています。このうちの約半分が、家庭からのロスと言われています。
東京都が掲げる「ゼロエミッション東京戦略」では、2030年度までに家庭からの食品ロス量を2000年度との比較で半分にする目標を定めています。
この展示では、家庭でできる対策を紹介しています。
買い物編としては、冷蔵庫の中身をチェックしてから買い物に行くことや買い物リストをつくることなどが紹介されています。
調理編では、野菜や果物の皮を薄くむくことや食べきれる分だけ調理すること、食事編では、余った料理を別の料理に使う工夫をすることなどが紹介されています。
10月は食品ロス削減月間
これは、全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会の全国キャンペーンとして行われていて、福生市はこの協議会に参加しています。
福生市では、10月27日(水)から11月19日(金)まで、フードドライブを実施しています。期間中、福生市役所環境課で受け付けています。集まった食品は、フードバンクに寄付しますので、この機会に備蓄の食料品などをチェックしてみるのもいいですね!
日本の食料自給率は、カロリーベースで約38%しかありません。
多くの食料を海外に依存しています。運んでくる間にはCO2も発生します。
農業を守るための種子法も議論が尽くされないまま廃止され、種苗法も同じく改正されました。
私たちが何を選んで食べるかで、社会はできているといっても過言ではありません。環境への影響も大きく、多様な生物にも影響します。
最近は、「もったいない」という言葉を、あまり聞かなくなったように思います。
食品ロス削減月間を機会に、あらためて考えてみたいと思います。