今年もあとわずかとなりました・・・
今年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界中がその対策に追われる一年となりました。
突然、政府から発せられた学校への全国一斉臨時休校の要請に、自治体や学校、家庭が対応することになりました。スーパーマーケット等の棚からは、食料品やトイレットペーパー等がなくなる事態となり、感染症の拡大は災害だと実感しました。
高校生や大学生も学校に行くことができず、そうした若者が孤立する事態ともなりました。
飲食店等の休業や営業時間の短縮などで、高校生や大学生がアルバイト先を失ったり、非正規雇用として働く女性が職を失ったり、不安定な雇用の上で生活していることも課題として浮き彫りになりました。
家庭が密になったことによる新たなDV被害や児童虐待が増えたともいわれています。また、自殺者の数も増え、特に女性が増えています。
感染を恐れて外出を控えている高齢者や障がい者が孤立する事態にもなっています。
日常的に子どもや女性の人権を大切にする社会にすること、若者の声を聞く機会をつくっていくこと、高齢者や障がい者が地域とほど良い関わりの中で暮らすことが、これからまちづくりに必要であると、あらためて考える年になりました。
6月には学校が再開し、感染予防しながら少しづつ社会が動くようになりました。
しかし、東京オリンピックの延期や地域のイベントの多くは中止や延期となり、学校行事も中止や規模を縮小して行うなど対応を迫られました。
そのような中でも、子どもの居場所として市民が活動する1日プレイパークや福生こども食堂の再開は、少しでも子どもの不安な心やストレスを取り除く場として機能していると感じています。そして、その子どもたちの力強さに勇気と元気をたくさんもらいました。
今年は、社会の歪みが浮き彫りになったような一年でした。
そして、全ての人の人権尊重と感染予防の両立をさせることの大切さを実感した年でもありました。
まだしばらくは、この生活が続くと思われますが、
しっかりと自分の仕事をしていこいうと思います。
来年もどうぞよろしくお願い致します。