新成人のみなさん おめでとうございます

 1月14日福生市民会館にて、平成31年福生市成人式が挙行されました。

今年、市内の新成人は656人。福生市では実行委員会を募って、準備から当日まで運営します。
今年は7人が実行委員に手を挙げ、手作り感ある和やかな式となりました。

毎年、実行委員会が考えて記念誌に掲載されている成人式のテーマを紹介します。

 

今年のテーマは「生」です。
一般的に「生命」「生活」「生産」などの熟語で用いられるこの「生」という字は「生きる」「生まれる」「生える」など様々な意味を持っています。

感謝の気持ちを胸に、自ら考え行動し、相互扶助の精神を忘れずに、新たな時代を強く生きていくことをここに誓います。

成人式実行委員一同

 

 

平成最後の新成人。それぞれの個性と力が発揮され、力強く未来を切り開いてほしいと願っています。

2010年度、私は市内小学校でPTA会長をさせていただきました。
その時の六年生がこの学年で、娘も同じく成人いたしました。
この子たち(愛情をこめて「子」と表現させていただきます)が小学校を卒業したのは2011年3月。
東日本大震災が発生し日本中が混乱している中、式場には半旗が掲げられ紅白幕もないままに卒業式が挙行されたことを思い出します。その時の、幼いながらも力強い意志を感じる横顔を思い出し、立派に成長した姿と重なり、感慨深い思いがしました。

式が終わり会場の外では、久しぶりに顔を合わせた新成人が、話をしたり写真を撮ったり、大いに盛り上がっていました。私を見かけ、話しかけてくれる子もおおぜいいて、うれしい気持ちでいっぱいになりました。レインボープライド2018パレードに参加した子、格闘技女子、料理人、介護職、4月から社会に出る子、親元を離れて暮らしている子・・・個性豊かで、それぞれがキラキラしていました。
「誰だかわかりますか?」と話しかけてくれたのは、海外にルーツを持つ男の子で、学校や登下校の際によく話をした子でした。学校でいじめられた事や勉強のこと、家族のことなどいろんな話を聞きました。
中学の途中で母親の国に行ってしまったので、どうしているのかと心配していました。
その子が「あの時はお世話になりました。ありがとうございました。今は字も書けるから大丈夫です。安心しください。」と言ってくれました。他愛もない日常でも、その子を少しでも支えることができていたのかとうれしく思いました。仕事の勉強のために海外に行っていたそうで、今では日本語も含めて4か国語つかえるそうです。
海外にルーツを持つ子どもたちへの支援は、グローバル人材の育成だと思いました。

私の娘も、ご近所で話をしてくる同級生の家が何軒かあって、地域の有難さを感じていました。
これからも「地域のおばちゃん」として子どもたちを見守っていこうという思いと、若い世代の自立の手助けや市政への参画を促す取り組みをしていこうという思いを新たにした成人の日となりました。

前の記事

新しい年を迎えて

次の記事

市民の安全を守るために