平成30年第2回定例会 6月議会
今議会では条例改正等のほか、福生市表彰条例に基づく自治功労表彰と一般表彰についての議案があり、自治功労表彰2名と一般表彰24名が議決されました。
市民から「学校給食費の無償化を求める陳情書」が提出され、私も委員になっている総務文教委員会に付託され審査されました。『学校給食費の無償化は①子育て世代への力強い応援策となり、②どの子も安心して学習やスポーツに打ち込むことができ、③人口流出を抑え他地区からの人口流入も期待されます。』というのが主な要旨です。自民党系の会派である正和会は、要旨のようなことはあてはまらないと思うが継続審査でとの意見でした。公明党は、国がやるべき施策で党として国に働きかけている。市がやるものではないので反対だが、継続審査との意見があるので、今回は継続審査とした方がよいとの意見でした。共産党は、以前から一般質問で学校給食費無償化を要望していて、この陳情も採択すべきとの意見でした。生活者ネットワークとしては、福生市は就学援助費の周知と申請について丁寧にしていて大いに評価すべきところだが、それでも困っている子どもが出てきてしまうのはなぜかということを考える。おとなの発達障害や低学力等も問題になっていて、申請の仕方がわからないということもある。本当に困っている子どもへの支援という意味で採択した方がよいと意見しました。継続審査とする意見が多かったため、引き続き審査されることとなりました。
一般質問にも取り組みました。
1、防災行政及び消防行政について
(1)避難所運営連絡会について
避難所運営連絡会は、市と学校と地域住民の三者が災害に備えて協議することになっています。避難所ごとに、その協議の進み具合や内容に差があることから、これまでの取り組みについて質問した。また、今後の進め方、女性の参加、市の担当職員の関わり方、まだ運営連絡会が設置されていない避難所についても質問しました。
運営連絡会メンバーの意識向上のため、平成29年度は全体会開催した。また、学校以外で運営連絡会の設置されていない避難所のうち市営体育館については、避難救護所とするため医師会に協力依頼をしている。女性の参加はメンバー全体の2割弱。市の担当職員は、連絡会での役割を認識して参加しているとの回答でした。
参加する市職員が住民の共助を支援する意識を持つことや女性の参加を呼び掛けること、避難所運営ゲームHUGの活用等を要望した。
(2)消防団について
消防団員の確保について質問しました。夜間の出動等で勤務に支障が発生する可能性がある場合、市として団員の就業先に協力依頼してほしいとの消防団員から意見があり、対応できるかどうか等を質問しました。また、女性の防災リーダーとして、地域のリーダーとしても女性消防団員は必要だとの考えから所感を質問しました。
消防団員の確保は、分団長で構成されている団員確保検討員会で検討されている。消防団員の就業先への協力依頼も希望に応じて対応できる。女性消防団員については、消防団幹部との協議が必要であり情報収集に努めると回答。検討してほしいと要望しました。
2、図書館での取り組みについて
(1)福生市立図書館基本計画について
10年間の計画期間である福生市図書館基本計画は、5年で見直すことになっています。平成30年度は5年目にあたることから、図書館協議会の評価も踏まえ進捗について質問しました。
基本計画についてはおおむね順調に進んでいる。C評価が2事業であったが1事業は改善していると回答。
さらに、計画をもとに着実に進めてほしいと要望しました。
(2)多様なサービスについて
インターネットや電子書籍の普及で図書館の在り方も変わってきていることからその考え方と居場所機能の必要性について質問しました。
多くの情報から有益な情報を選択できる力が必要で、情報の根拠を確認するためにも図書館を利用してほしい。居場所機能は重要であると考えている。中央図書館は風除室を活用して居場所づくりを行っていると回答。
今後、建物の見直しの際は、居場所機能を高めるため、カフェコーナーの設置等を提案した。
3、学校図書館の現状等について
学校司書配置から5年経ったことから現状について質問しました。
整理や管理といった図書そのものについてと、利用しやすくなるような室内の整備。先生への支援と保護者との協力などの効果のほか、司書とのコミュニケーションを目的に訪れる児童・生徒もいるなど多様な効果がある。図書館と連携して充実に努めていると回答。
さらなる充実をめざし、現在の2校に一人から各校一人の司書配置などを要望しました。