あなたが残したい暮らしの中の風景は?

 第13回まちづくり景観フォーラムが開催されました。
(3月17日 もくせい会館にて)

先ずは、市の職員から、福生市の景観に関する取り組みが紹介されました。
福生市まちづくり景観基本計画の中では、将来のすがたを『みんなが外に出て歩きたくなる福生にしよう』とかかげ、景観の保全に取り組んでいます。特に、全長2,075mの熊川分水のうち、公共の場所から望見できて所有者の同意を得ている9か所を、景観重要資源第1号に指定しました。(平成29年9月1日)
私有地を通っていることが多いことから、石垣の保全のための経費の助成等を行い、景観保全の協力を得ています。

次に、「玉川上水遊歩道を考える会」の遊歩道化に向けた取り組みと、「熊川分水に親しむ会」の講座の取り組みや市内外に向けた啓発活動についての活動報告がありました。
また、まちづくり景観推進連絡会の長野県松本市への視察報告と、宿橋通りアンケートのまとめも報告されました。

そして、参加者による意見交換が行われました。
フォーラム冒頭の委員長のごあいさつでは、今回の意見交換のテーマを「あなたが残したい暮らしの中の風景は?」とした理由を、自然だけをただ残すのではなく、人々の暮らし、何気ない日常の風景こそが福生らしさのある未来に残したい風景となるものだからとおっしゃっていました。

グループに分かれての意見交換では、日常で大切にしていることや公園ボランティアとして活動していることなどのお話しがあり、文化や自然を守るための公園と子どもたちが元気に遊ぶための公園のどちらも福生に残すべき風景だとの意見がありました。また、若い人たちが集まれるような場所を駅前を活用してつくったらいいのではないかとのご意見がありました。世代間の交流も期待できますね。
みなさんそれぞれ福生のまちを大切に思っていると感じました。
国道16号線沿い、青梅線沿線、玉川上水と多摩川・・・福生市は、小さなまちの中にいろんな表情を持ってるまちだと感じています。また、七夕まつりや多くのイベントもあります。福生駅西口再開発事業もあり、まちの風景が変わっていくときでもあります。
議会でも、29年度から「まちの魅力づくり特別委員会」を設置し、新たなまちの魅力を見出し活用できるような提言をまとめようと議論しています。このフォーラムでも活動報告とともにお聞きしたさまざまなご意見を議会活動に活かしていきます。