国道16号「武蔵野橋」完成しました
拝島駅の西側、JR線に架かる陸橋として工事が進められていた武蔵野橋が完成し、渡り初め式典が執り行われました。
(1月13日)
国道16号線は、昭和40年代には大部分が歩道も十分に整備されていない2車線道路で、人口増加と交通量の増加で、慢性的に渋滞していました。その解消のため、昭和47年に、八王子から埼玉県境までの拡幅事業がスタートし、全14.6kmに渡る事業も、残すところ1.7kmとなりました。
福生・生活者ネットワークの事務所は、国道16号線から分かれた五日市街道に面しています。
東京都がディーゼル車の排ガス規制をする以前は、粒子状物質(PM)でベランダが真っ黒になっていましたが、今ではそれほど汚れてはいません。そして、圏央道も開通し、16号線や五日市街道を通行する車も減っていることに違いないと思います。
こうして道路をつくる場合、計画から完成まで長い時間がかかります。
圏央道も、私が小学生の時に「ここに高速道路が通るんだって」と話した記憶があります。16号線も、瑞穂の新青梅街道との立体交差周辺の工事をしていたのは、私がまだ20歳ぐらいの頃だったような気がします。
人口減少、自動車の保有台数も減っていく中で、どのような都市基盤を整備していくのかが大切になってきます。渋滞緩和だけが目的ではなく、災害時の緊急輸送道路の確保や避難所や病院周辺の道の確保など、災害に強いまちづくりにもつながります。
また、自転車を利用する人が増えていたり、公共交通機関を利用する高齢者が増えたり、自然との調和や環境保護などトータルな視点での整備が重要です。
計画策定から年数がたったものは実施する前に見直す、それも市民目線の意見も反映されるような見直しも必要であると思いました。
武蔵野橋渡り初めのテープカットには地元自治会長や小学生も参加、昭島吹奏楽団の演奏も花を添えていました。もちろん『たっけー☆☆』もお祝いに駆けつけました。