近くて遠い・・・横田基地
昭島・生活者ネットワーク「横田基地バスツアー」に参加しました。
(1月26日)
昭島、あきる野、青梅、福生などから参加者がありました。
計画当初は横田基地内を見学する予定で申し入れをしていましたが、見学の許可はおりませんでした。
説明をしてくださったのは、第9次横田基地公害訴訟原告団の福本さん。バスの中では、基地の説明や様々な出来事について、お話しいただきました。
とくに9・11アメリカでの同時多発テロの後、日本を守っているとされている米軍を日本の警察が警備していたことや、銃口をフェンスの外に向け警備をする米兵がみられたことなどのお話しが印象に残りました。
先ずは、瑞穂スカイホールの屋上から基地を見下ろしながら、説明いただきました。
ちょうど、C130が着陸するところでした。
住宅の真上を低く飛んでくる航空機を、緊張しながら見ました。瑞穂の町の向こうに、滑走路や弾薬庫、格納庫などの施設と、広々とした基地の様子がよく見えました。
IHI石畑工場の横から横田基地内を見ました。
昨年、オスプレイ整備のため、基地と工場の間にゲートができました。
今年、オスプレイが配備される予定になっています。
サウスゲートから基地内を見ました。
基地内を横切る道路を自動車が通ってくのが見えました。第5ゲートから真っ直ぐに伸びる道路…
元の五日市街道だそうです。基地内を通れないので、現在の位置に変わりました。
五日市街道をはさむこの辺りは、福生市、昭島市、立川市が入り組んでいる場所です。
昨年の台風の時には、滑走路に降った雨が排水されずに立川市側へ流れて、道路が浸水しました。住宅も、一部床下浸水しました。
昭島市堀向かいの人びとが集団移転をした地域でもあります。
基地の歴史を知ることも大事なのだと感じました。
横田基地周辺5市1町だけでなく、騒音の被害は離れた地域や空路の下に住む人にも深刻です。
そして、莫大な税金が投じられる『思いやり予算』。
沖縄の基地問題。
平和や防衛のあり方。
いろいろな角度から、日本全体で考えていかなければならない問題だとあらためて思いました。