精神障がい者の現状と対応の仕方
生活者ネットワークの学習会に参加しました。
(1月28日・小平市中央公民館にて)
講師は、社会福祉法人ときわ会「地域生活支援センター あさやけ」の職員・花形朗子さんと畠山梢さん。
先ずは、支援センターの活動内容の紹介から・・・
主に、精神障害のある方や家族を対象に、「地域で暮らす上で困ったことがあった時に気軽に相談できる場」「いつ来ていつ帰ってもいい交流の場」「家庭訪問や付き添うなど生活支援の場」を目的に、地域での社会生活がより楽しく充実して過ごせるように、多くの人が心地よく利用できる場を提供しています。
相談支援では、手帳の取得や制度の手続きの仕方・家族や友人など人付き合いの悩み・通所施設に行きたい・電球の換え方がわからない・さみしい・具合が悪いなど、生活全般に関する相談で、内容によって市役所や病院、就労支援センターなどの関係機関と連携して支援していきます。
交流スペースでは、他の通所施設とは違い日課が無いので、お茶を飲んだり、おしゃべりしたり、のんびり過ごせる場になっています。
生活支援では、市役所等での申請や手続きの付添い・病院への付添い・通所施設絵の見学や就労支援センターへの付添い・部屋の片づけ方法を考えたり、ホームヘルパー利用のための家庭訪問・日常の生活費の金銭管理や服薬の支援など、様々な支援を利用者に合わせて行っています。
交流活動としては、夕食会や調理実習などの他に、お花見やクリスマス会などの季節の行事を行い、利用者同士の交流を図っています。
精神障害とひとことで言っても、統合失調症(この中でも症状は様々)やパーソナリティ障害、発達障害(こちらも障害によりいくつかに分かれています)など、個人によって症状も様々です。
例えば、疲れやすかったり集中力が続かなかったり、すぐに忘れてしまったり・・・
その人に合った時間の長さや方法で話をしたり、紙に書いて説明したり・・・
これは障害のあるなしに関わらず、ひとりの人として、その人にわかりやすい関わりをすることが大切です。
精神障害は見た目にはわかりにくく、なかなか理解が進まないのが現状です。
また、収入は障害年金のほか、作業所に通っている場合は工賃がありますが、換算すると時給200円くらいにしかなりません。
理解と支援、制度の見直しで、障がいがあっても地域で暮らし続けられる社会にしていくことが必要ですね。