つながりあうまちづくり NPO法人 地域の寄合処「また明日」訪問

 

2月13日

小金井市南貫井にある NPO法人 地域の寄合処「また明日」に行ってきました。

 ここは、認知症のデイサービスと0~3才児が通う保育園を同じスペースで開設しています。

また、地域の寄り合い処の機能として、近所に住む高齢者や小中学生も利用しています。

 お伺いしたのは、14時半ごろ。お昼を終えた子どもたちが、畳のエリアでブロックで遊んでいました。傍らにあるベッドでは、横になっているおばあちゃん。子どもたちをながめたり、うとうと寝たり…

ソファでくつろいでいるおじいちゃん、おばあちゃん。膝に抱かれているうちに寝てしまう子。おやつの時間になると、みんなで一緒におやつを食べる。

通常なら、別々の施設で過ごすはずの子どもと高齢者が自然な形で同じ施設の中にいる。大家族のようにも見えます。

 お話を伺ったのは、理事で保育士の森田真希さん。介護士の資格を持つご主人と共に運営しています。

 家の中に高齢者も子どもも一緒に生活するのは、当たり前の事。高齢になっても、認知症にになっても、家族の中での役割がある。ただ、何かをしてもらって「すいません」「ありがとう」と言うだけではなく、高齢者も「ありがとう」と言われる立場にあることが大事。

放課後、小中学生が立ち寄ることもある。小さな子どもの遊び相手になったり、面倒をみたり、高齢者の手助けをしたり、家族の中での役割を果たしている。

デイサービスの利用者が亡くなることもある。昨日まで来ていた人が、突然来なくなる。施設には仏壇もある。人間の自然の営みを知ると同時に「いのち」の重さを知る。そういった経験をした子が、おとなになって、自分の家庭を持った時、ここでの経験が生きてくる。

 森田さんは、ご自身を「普段着の相談員」とおっしゃっていました。わざわざ相談窓口には行かないけれど、ここで話して解決することもある。高齢出産が増える中、子育てと親の介護が同時になり、悩むお母さんが増えているとか…

 お母さんになったり、娘になったり、相談相手になったり、森田さんの役割は多様で、大きな存在であるように思いました。

そして、同じ地域に住む、様々な人が、「寄り合い処」でつながりあい、暮らすステキなまちであると思いました。

 しかし、運営という点からすると、やはり制度の壁は、あるようです。介護も保育も、社会福祉という大きなくくりの中で、対応できるようなしくみが必要だと思いました。