災害に備えて

2024年は、令和6年能登半島地震の発生から始まったと言えるのではないでしょうか。
日本中が新年を祝うなか発生した災害から、ひと月半ほどが経ちました。
まだ、避難生活をされている方も多くいらっしゃいます。
被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
一日も早い復興を願っています。

1月7日には、福生市でも消防団出初式がありました。
来賓の中には、被災地域でご親戚が消防団員をされているという方もいらして、災害を身近に感じると同時に、消防団が地域にあることの安心感や日ごろの訓練への感謝の気持ちを改めて感じました。

また、19日~22日には、「ふっさ市防災展」が開催されました。
防災とボランティア週間に合わせて毎年市と福生消防署が開催しています。
防災についてのパネル展示や食料品等の備蓄について、VR体験等、「身の回りの防災」に関する展示が行われ、災害への備えを考えるきっかけとなっています。また、毎年行うことで、継続的した市民への啓発にもなっています。
毎年会場に足を運んでいますが、今年は参加者がとても多く感じられました。
高校生の姿やAEDを体験されている方も見られ、関心の高さがうかがえました。

災害が起こるたびに、避難所の在り方について考えさせられます。
集団生活に困難のある方、プライバシーの確保、性犯罪や暴力が増えること、トイレ問題、学校の再開など、災害弱者といわれる人への配慮についても準備しておく必要があります。

福生・生活者ネットワークでは、スフィア基準に則った避難所運営となるよう市に要望しています。
避難所のトイレ設置については、女性と男性の割合を3対1と女性を多くする必要があり、避難所運営マニュアルにそのように記載していただくことができました。しかし、避難所のスペース確保については、課題が残っています。
トイレと避難スペースを充分に確保することは、災害関連死を減らすことにつながります。

また、災害時に障がい者へ支援するときのポイントを、市民が知ることで協力し合えることを考え、その対策や啓発を要望し、「災害時の避難誘導 障害者を支援するときのポイント」を記したA4サイズのリーフレットを作成していただきました。
各避難所に配置されていますが、市のホームページからもダウンロードすることができます。
多くの方に見ていただきたいです。

いつ起きてもおかしくない災害に備え、市の備蓄品等をチェックし、自宅の備蓄品も確認したいと思います。