『集団的自衛権行使容認を柱とする安全保障関連法案の                                    慎重審議を求める意見書』否決されました!

「集団的自衛権行使容認を柱とする安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書」を提出する議員提案を、超党派(生活者ネットワーク三原・共産党2名・市民派クラブ1名)で行いました。

現在、会期を延長して国会で審議されている安全保障関連法案について、「この法案は違憲であるという指摘が、憲法学者からも出されている」「十分な審議が尽くされておらず、多くの矛盾と疑問点が残る。」「十分な説明がされていないと感じる国民が、各種世論調査で80%を超えている」等の理由から、慎重審議を求めるものです。

同趣旨の陳情書が市民からも出され、議員提案・陳情書ともに総務文教委員会で審議されました。

委員会で、議員提案については「違憲だとは思わない。」「会期延長して、審議を尽くそうとしている。」「この意見書の内容は、市民の不安をあおっている。」「ホームページを見れば全部載っている。説明されている。」などの意見が出され、不採択となりました。

陳情書についても、同じような理由で不採択となりました。

定例会最終日の本会議(6月26日)の委員会報告の中で、議員提案と陳情書に関する賛成討論・反対討論が行われました。議員提案に関する賛成討論を生活者ネットワーク三原・共産党・市民派クラブの3名が行い、反対討論を正和会・公明党の2名が行いました。採決では、賛成4反対14で否決されました。

陳情書については生活者ネットワーク三原・共産党1名が賛成討論を行いました。こちらも賛成4反対14で否決されました。

議員提案の賛成討論では、米軍と自衛隊が増強している現状で、安全保障関連法案が可決されることは、基地を抱える福生では危険度が増すことが予想されること、子育てするまちとしては不安要素が増えることを考え、採択してほしいと訴えました。

陳情書に対しての賛成討論では、市民から寄せられた不安の声を訴えました。

地方議会の議員は、国からの提案や方針を市民にお知らせしたり説得したりするだけではなく、福生の実状や市民の意見を国に届けることも必要です。

安全保障関連法案の廃案目指して、声を上げていきましょう!!!