新年を迎えて

福生市郷土資料館で展示されている「正月飾りとモノツクリ」を見学させていただきました。
(12月11日~2月6日)

正月の風習は各地域によってさまざまですが、西多摩地域では、1月15日の小正月の行事は「モノツクリ」と呼ばれ、山からとってきたカツノキなどで「アボヘボ(粟穂稗穂)」や米俵に見立てた「オタワラ(御俵)」、「カユカキボウ(粥掻き棒)」などをつくり、五穀豊穣・家内安全・繁盛を祈願しそれぞれの場所に備えたそうです。

牛浜の「粟穂稗穂」の写真

ミキノクチは、正月飾りの縁起物で、神棚に備える御神酒徳利にさして飾ります。福寿草や橘、宝船など縁起の良いものをかたどったものが多く、竹や紙、経木などでつくられています。
とても美しく、細かな手仕事が想像されます。
子どものころ、青梅のだるま市(大晦日市だったかな…)で買ったミキノクチが神棚に飾ってあったことを思い出します。
正月は、特に日本の文化や地域の風習が感じられるときで、大切に後世に伝えていきたいと思いました。

2月6日まで展示されていますので、ぜひご覧ください。

福生市でつくられたミキノクチ 「オモト」

奥多摩いろは歌留多(昭和ごろ) 「灘より酒は 澤乃井」「羽村の堰は 江戸の母」「福生グラウンドの壮観」などの読み札が展示されています

ミキノクチのできる様子

今年は、任期の4年目に入ります。
「ひとりにしない 子育て・介護 ~子どもを真ん中に まちづくり~」のスローガンを念頭に置きながら、福生ネットの活動や議会活動に取り組んできました。
これからも「子どもを真ん中に」、子どもの権利の視点を忘れず活動していきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。