平成30年第3回定例会 9月議会報告

2018年10月7日 16時35分 | カテゴリー: 議会報告

9月4日から28日まで定例会が開かれ、本会議では一般質問に取り組みました。
また、9月11日から14日は平成29年度決算審査特別委員会が開かれ、4日間の審査の結果、認定されました。
他にも、6月議会から継続審査となっていた「学校給食費の無償化を求める陳情書」についても総務文教委員会の中で審査され不採択となり、本会議で討論が行われましたが不採択となりました。

 

一般質問

1、横田基地の機能強化について
(1)CV-22オスプレイの横田基地配備について
〈質問〉今年8月22日、10月1日にCV-22オスプレイ5機を米軍横田基地に配備すると国からの発表があった。また、5月ごろから飛来し、一時的な立ち寄りとしながらも連日飛行している現状がある。加えて、オスプレイの重大事故率は、普天間基地に配備される前に政府が公表していたものより1.7倍になった。この現状をどのように考えているか。
〈回答〉CV-22オスプレイは、4月以降何度も横田飛行場に飛来していて、特に6月の一時飛来については現在に至るまで2カ月以上も留まり、事前の十分な情報提供がないまま、昼夜を問わず離着陸を繰り返している。なし崩し的な配備と言わざるを得ない状況は、信義的に大変残念であると受け止めている。オスプレイは、国内外での事故や緊急着陸などが続き、市民の安全性への懸念は払拭されていない状況だ。公表日には、5市1町で構成する協議会で、「これまで行ってきた配備・運用に関する要請をあらためて確認し真摯に対応すること」などの要請を行った。さらに、8月27日には防衛省本性に出向き、地方協力局長と面会、オスプレイの安全性や運用に関する迅速な情報提供を強く求めた。市民の安心安全確保は最優先課題であることから、この問題に全力で取り組む。
《要望》福生ネットとして配備撤回を求めること等の要請文を市長に提出している。引き続き全力で取り組むよう要望した。

2、福生市地域防災計画について
(1)航空機事故に対応する応急・復旧計画について航空事故に対する備えについて
〈質問〉度重なる事故が報告されているオスプレイの米軍横田基地への正式配備が発表された。オスプレイの事故だけでなく、横田基地所属の軍用機・軍用ヘリや横田基地から他基地へ帰還した軍用機・軍用ヘリの予防着陸、緊急着陸、部品遺失等が度々報告されている。加えて、昨年11月には基地内の物料投下訓練中の落下事故、今年4月には人員降下訓練中のパラシュートが基地外へ落下する事故など、一歩間違えれば市民の暮らしに影響が出るような事故も起きている。不測の事態に備え、防災計画では「航空事故に対応する応急・復旧計画」が示されているが、危機管理としてきちんと運用できる体制の確認が必要だと考える。計画の考え方と関係機関との連携・体制づくりについて伺う。
また、今年4月の羽村市内中学校の校庭にパラシュート落下事故があった時の対応を伺う。
〈回答〉市内および近隣市町に航空機の墜落及び市内への航空機からの落下物があった場合、福生市防災計画に沿って対応する。航空事故緊急対策会議を設置。会議部で対策の検討や広報活動等の協議を行い、緊急対応班で災害防止や情報収集をおこなう。また市内に人的被害及び大規模な物的被害があった場合は、災害対策本部に移行する。市内に航空機が墜落した場合は、避難所開設やライフラインの復旧状況等関係機関と連携を取り対処する。
今年4月のパラシュート落下事故時は、計画に沿って情報収集活動を行った。
《要望》危機管理として航空災害への備えを万全にしておくことを要望した。

3、ケアラー(家族介護者)支援について
(1)市の考え方について
〈質問〉要介護高齢者・障がい者・難病等の看護・病児や障害児の療育・依存症や引きこもりの家族の世話など、誰をケアしているかに関わらず、身体的にも精神的にも厳しい状況にある介護者(ケアラー)への支援は必要であると考えるが、市の所見を伺う。
〈回答〉「家族介護と仕事や社会参加、自分の生活との両立」「心身の生活維持と生活の質の維持、充実」など、介護する側もされる側も人生に希望に持てるよう、基本理念である「住み慣れた地域で、安心して、心豊かに生活するために」の実現に向けて取り組む介護する側もされる側も人生に希望が持てるよう取り組みを進める。
(2)家族介護者支援について
〈質問〉家族介護者支援の取り組みについて、ヤングケアラーの存在の認識について伺う。
〈回答〉家族介護者への支援は、障害福祉課で「障害者等日中一時支援事業」を行い、介護者の就労支援と一時的な負担軽減を図っている。介護福祉課では、要介護高齢者の家族の介護に関する知識を深め、悩みや思いを語り合う場として家族介護教室を実施。認知症高齢者の家族には「オレンジカフェふっさ」「おれんじ・パーク」を開催し、悩みを一人で抱え込まないよう、語り合ったりできる場を設けている。家族介護者への相談支援は通常の業務の中で対応している。ケアラー手帳の導入や相談窓口の設置等を要望。ヤングケアラーについては、子ども家庭支援センターで対応する家庭の中に、同居家族に要介護者がいて子どもの養育か充分ではないなどの案件も見受けられる。
《要望》ケアラー相談窓口の設置や自身の体調を管理するのに活用できるケアラー手帳の作成・配布を要望。ヤングケアラーについては、学校と連携して取り組んでほしいことを要望した。
※「ケアラー」とは、高齢者や障がい者の介護、看病、療育、依存症や引きこもりの家族への気遣いなど、誰がどんな理由でケアしているかに関わらず、ケアの必要な家族や近親者・友人・知人等を無償でケアする人のこと。

4、子どもの健やかな発育・発達を支援するまちづくりについて
(1)障がい児へのきめ細やかな支援について障がい児へのきめ細やかな支援について
〈質問〉障害児福祉計画の策定が自治体に義務付けられ、これまで障害福祉計画に内包されていたものが第1次障害児福祉計画として策定された。子どもが権利の主体であり、保護者が福祉サービスを受ける時も保護者を通して子どもの最善の利益を考慮なければならないと考える。障がい児の療育支援として、障がいの状況に応じたきめ細かな支援ができる体制づくりが重要だと考えるが、市の所見を伺う。
〈回答〉「早期発見と療育支援」「切れ目のない障がい児サービスの充実」「特別支援教育・インクルーシブ教育の推進」の3つの柱に沿って支援していく。サービスの利用計画案についてはサービス利用開始後、月に1回から半年に1回のペースでモニタリングを実施、見直し・検討も行っている。早期発見と療育支援については、就学へのつなぎがスムーズにできる体制を整えた。
≪要望≫「切れ目のない障がい児サービス」については、中学校卒業する時のつなぎが重要であること、支援が途切れた時に就職できない福祉的就労にもつながれないといったことを防ぐため、福生市エリアネットワークの理念をもって、ライフステージに合わせた支援ができることを、徹底して行ってほしいことを要望。

 

平成29年度一般会計決算審査(9/11~14)

審査では、子どもや家庭への支援、環境、教育等を中心に質疑し、賛否の判断としました。
そのいくつかを掲載します。

●人権身の上相談の体制変更による市民への影響について
●職員のダイバーシティ研修について
●女性医師による乳がん・子宮がん検診の取り組み状況について
●ひとり親家庭への制度の説明や相談体制について
●公園管理、除草について
●廃棄物の中間処理のうち不燃残渣のリサイクルについて
●小学校での特別支援教室の取り組みと成果について
●不登校対策の取り組みと成果について

学童クラブの児童数増の対応として支援員を増員、施設整備は追い付かないが人的支援で補う施策を評価。今後は保育事業に子どもの権利の視点を取り入れていくことを期待する。また、多文化共生を進める取り組みでは、職員と市民向けに「やさしい日本語」講座を開催、日本語学校と連携し地域課題に取り組んだことを評価。
教育施策では、子どもたち一人ひとりを大切にした取り組みとして、特別支援教室の開設や不登校対策を評価。教育長からは不登校対策について、出現率にとらわれず対応する。必ずしも学校復帰だけを目的とせず、一人ひとりの状況を多面的に捉え支援していく。さらなる個別支援の充実につなげたいとの発言がありました。
子育て世代を応援する取り組みと多様性を認め合うまちづくり、さらに児童・生徒一人ひとりに寄り添った教育施策を評価し、決算全体を賛成としました。