平和を思う・・・

2017年8月14日 17時51分 | カテゴリー: 平和, 活動報告

「平和のつどい 市民が語り継ぐ昭和」が、8月13日に福生市民会館つつじホールで開催されました。平和のつどいは今回で30回目を数え、平成14年から市民参加で進められています。
会場は満席で、立ち見の方も、おおぜいいらっしゃいました。
つどいの冒頭、「誰もが平和を望んでいる。現在、東アジアは騒がしくなってきているが、横田基地を抱える福生市としては、この平和を維持していかなければならないという思いだ。」と、加藤市長がごあいさつされました。

講演されたのは、牛浜在住の鈴木利二(すずきとしじ)さん。陸軍航空審査部通信部に軍属として配属され、電波兵器(レーダー、電波探知機等)の開発に従事されていました。当時の福生飛行場からのテスト飛行の様子や現在の福生一中近くに研究所があったこと、一人用の防空壕を掘ったこと、拝島駅と福生駅の間に牛浜駅が作られ通勤に利用していたことなどのお話しをお聞きしました。
戦後、横田基地となり、滑走路を広げる際にハケを切り崩した土を運んで整備したそうで、その跡地が現在の福生三小と福生球場になっているとのことでした。
講演の始めには「兵隊に行きたくなかったから研究をした」、終わりには「戦争は二度としてはいけない」とお話しされ、平和の大切さを改めて感じ、また、当時の若者の本音も聞くことができたような気がしました。

タイの学校を再現。教科書は公用語と少数民族の言葉と併記されている。

銃の重さは約4キロ。軽くなったことで少年兵がうまれた。

地雷と子どもの被害の様子の展示。 現地では、字が読めない人のために絵で説明している。

JICA地球ひろばの様子。

その前日、8月12日には福生ネット企画「子どももおとなも みんなで平和を考えようツアー」を行いました。世界にも目を向け平和について考えようと、ユニセフハウス(国際連合児童基金)とJICA(国際協力機構)を見学しました。
ユニセフハウスでは、その歴史と現在の支援について、ボランティアスタッフの説明を聞きながら見学しました。子どもの命が守られるよう、母親も含めた支援を行っています。子どもの教育を受ける権利が守られるよう、緊急支援物資の中に40人分の教材が入ったかばんがあったり、遊ぶ権利も守られるように、オモチャも入っています。

JICAは、2015年国連総会で合意された「持続可能な開発のためのグローバル目標」(以下、グローバル目標)をわかりやすく展示してあり、クイズやゲームなどで学ぶことができます。
このグローバル目標は17の目標があり、2030年までに、世界中の国々が「グローバル目標」の達成に向けて取り組んでいくことになりました。

1、貧困をなくすこと 2、飢餓をなくすこと 3、健康であること 4、質の高い教育
5、ジェンダーの平等 6、清潔な水と衛生 7、再生可能エネルギー 8、適切な良い仕事と経済成長
9、新しい技術とインフラ 10、不平等を減らすこと 11、持続可能なまちと地域社会
12、責任を持って生産し、消費すること 13、気候変動の対策 14、海の命を守ること
15、陸の命を守ること 16、平和で公正な社会 17、目標のために協力すること

持続可能な社会を築くために、世界中の国々がグローバル目標に向かって協力していくことが合意されています。
自国の利益だけにこだわったり、争っている場合ではありません。

「ママ、戦争ってなあに?」とお子さんに聞かれ参加してくれたママさん。

参加した中学2年生の感想・・・一番印象に残ったのは、ユニセフの地雷の展示。戦争中におとなが考えることは恐ろしいと感じた。戦争が終わっても、おとなたちが作った地雷で苦しむ子どもたちがいることを実感した。

8月15日は終戦の日。
戦後72年・・・戦後は終わったという人もいるけれど、まだまだ戦後は続いていく。
ずっと、ずーっと戦後なのだと思う。過ちを2度と繰り返さないために。
子どもたちのために、未来のために、私たちおとなは重い責任を負っていることを、決して忘れてはいけないのだと思う。