暴力の連鎖ではない道を行こう!

超党派で戦争法廃止に向けた取り組みを行っている福生市議会議員4名(市民派クラブ・共産党・生活者ネットワーク)と市民で活動する【「戦争する国」ゴメンです!福生】の集会「トーク&ライブ」を行いました。(12月19日さくら会館にて)
それに先立ち12時から1時までは、福生駅東口で街頭遊説も行いました。
 
『暴力の連鎖ではない道を行こう!』をテーマにして行った集会では、「世界が平和になるために、私たちができること」と題し、恵泉女子学園大学教授の上村英明さんに講演していただきました。
はじめに憲法の前文に触れ、「法がどんな精神をもってつくられたのかが書かれている、前文は9条よりもある意味重要だ」とお話しされ、「積極的平和主義」の展開は国際貢献だという相手の論理を知ることが大事だと講演を進めました。
 
「集団的自衛権の行使容認は違憲だ、解釈改憲はダメと言っても、今までにもそういうことはあった。たとえば、軍事力は持たないとなっているけど自衛隊はあるし、先制的自衛権を認める武力攻撃事態法《有事法制》がある。日本の伝統的平和主義が負け続けているのはなぜかを、冷静に考えなければならない。」と、「アベ政治を許さない」理論は正しいのかを問いました。

過去のアフガニスタン戦争・イラク戦争も国連の決議なしに米国が主導した「制裁戦争」です。日本の集団的自衛権が行使されることになるのは米国との有志連合になると想定されますが、国連決議のない米国中心の「制裁戦争」に参加することは単なる日米軍事同盟の強化で、「国際貢献」にはなりません。
 
今年11月に成立した、カナダのJ,ドルトー内閣は前保守政権が始めたISISに対する空爆からの撤退を宣言し年末までにシリア難民25,000人の受け入れを表明しました。
 
 
改めて、何ができるのか?
伝統的平和主義を使った発信型の国際貢献
難民政策の改善
(シリア難民を受け入れていない・国連難民高等弁務官が日本の難民政策の改善に関して苦言を呈している)
アジアでのイスラムへの理解促進(日本が中立の立場で話し合いのために協力する)
ムスリム同士による話し合いの促進
米国を中心と知る軍事同盟からの脱却
 
 
今、どんなことが議論されているのかわからない、日本はかつて、軍事国家だったことを知らない若い世代が多く存在します。
日本がこの先もずっと平和守っていくためには、若い世代への働きかけがとても大切だと思いました。
 
 
講演の後は、市民バンドによるライブです!
「翼をください」「戦争を知らない子どもたち」を参加者みんなでうたいました。
 
 
次回の集会は、「市民政策会議~もし私が市長だったら?~」と題し、市民政策づくりを行います。どなたでも参加できます。ぜひお越しください。
日時・1月19日(火)19:00~20:30   
場所・多目的スペース ちから   
市民バンドによるライブ

講師・上村英明氏